アメリカの大学卒業をすればBachelor学位の資格を得ることができ、日本国内の大学卒業(学士学位資格)と同様の扱いとなります。アメリカでは、Certificate of Graduation(卒業証明書)のようなもがなく、ロチェスター大学では、Diploma (学位)とAcademic Transcript (成績証明書) を日本語訳が付いた英文で発行しています。
卒業式には、学位記を授与します。
ロチェスター大学の学位Diplomaは、「Theology(シオロジー)」となりBachelor of Theologyが学士学位のタイトルとなります。Theologyとは、日本語で言うところの“宗教学部”や“神学部“となりますが、アメリカでのTheologyは、もっと広い意味を持っており、ヨーロッパ中世時代の大学では、法学(Law)、医学(Medicine)、神学(Theology)の三専門学部が上級学部と位置付けられていることから、Theologyは大学創立当初から存在していた学部であり、高等教育の基となった学問であります。
日本には、神学部のある大学は6つしかありませんが、アメリカでTheologyの学部がある大学は数え切れないほどあり、日本で有名なハーバード大学やプリンストン大学、イェール大学などは、元々、教会に牧師を派遣するための神学校が起源となっています。
世界中で認識されているTheologyは、日本では少しニュアンスが違い、世界の常識として、宗教の歴史や考え方を一般教養で身に付けておくことが、世界で活躍するためには必要不可欠であることは言うまでもありません。
ロチェスター大学では、Theologyの学士学位を得た後には、修士学位へ進学することも可能で、Theologyの修士課程を修了すれば、牧師として世界中で活躍することもできます。Theologyは汎用性の高い学問であり、Bachelor of Theologyは、世界中幅広く通用する学部なのです。